口臭対策を正しく身につけましょう!
口臭の原因を正しく理解して、予防している人はまだまだのような気がします。
口臭の原因は口内で発生した細菌が大きく影響しています。 詳しく説明すると ・口臭のほとんどは口の中の気体が原因。
いわゆる口の中で生息している嫌気性細菌が唾液、 血液や食べかすに含まれるタンパク質などを分解して臭いのもとである 硫化水素、メチルメルカプタン、ジメチルサルファイドと呼ばれる揮発性硫黄化合物 (Volatile Sulfur Compounds: VSC)を産生することで口臭が発生します。
そしてこのVSCを増やす原因により「生理的口臭」「病的口臭」に大別されます。
あなたが以下の症状に一つでも当てはまると思うなら... 対処法も変わってきます。
1.口の中がパサパサしている
2.仕事などでストレスを長く感じている
3.舌の表面が白く、磨いたことがない
4.歯、詰め物や入れ歯の表面を舌でさわるとザラザラしている 5.歯茎が腫れたり、血がでたりすることがある
6.グラグラ動いている歯がある
7.穴の開いた歯や詰め物が取れたままになっている歯がある
上記1・2・3のいずれかの項目のみに当てはまる人⇒生理的口臭 1~7のどれかお条件に当てはまる方⇒病的口臭 の可能性があります。
では対処法としてはどのようなものがあるのでしょうか?
これには生理的口臭と病的口臭で対策の仕方に差があります。
まず生理的口臭への対策
・通常の歯磨きとデンタルフロスに加え「舌みがき」による舌苔(ぜったい)除去を 行い舌を常に清潔に保つことが大切。 舌苔は下の表面に溜まった汚れで、白っぽい色や淡い黄色をしています。
舌苔の中にいる細菌が、汚れを分解して口臭の元になる口臭ガスを発生させるの で、舌苔が多いほど口臭が強くなります。
これには舌専用の舌ブラシを使うことをオススメします。 通常の歯ブラシを使って舌を傷つけては元も子もないですから。
1日の舌みがきは起床時の1回で十分。
おすすめはSHIKIEN社のW-1
・洗口剤でゆすぐ おすすめはコンクールF。
病的口臭への対策
・歯周病治療で口臭予防 歯周病は歯周病菌によって歯肉に炎症が起きて腫れたり、歯を支える骨が溶けたりする病気。 歯周病菌は舌や口の中の汚れを分解して口臭ガスを発生させるので、歯周病の人は口臭が強くなります。 歯周病は知らない間に進行していくもの。定期的に歯科医でのクリーニングをしましょう
・虫歯治療で口臭対策 特に歯の表面に穴があいてたりする場合食べかすが詰まりやすくなります。 食べかすが詰まると口腔内の細菌が発酵して口臭の発散させます。 そうなる前に歯科医で検診を受けましょう。
・親知らずの抜歯で口臭予防 親知らずの周りは細菌がたまりやすいので口臭の原因になりやすい。 特に横や斜めに生えている場合は早めの抜歯を。
・上記以外の病気の場合 まれに副鼻腔炎や糖尿病、肝臓病や腎臓病などの全身疾患が原因の場合もあります。 自覚症状もなく進行していきますので健康診断や人間ドッグで該当の病気が 見つかった場合は、その病気の治療をうけましょう。 いずれにしても口臭予防は普段からの正しい歯磨き習慣を身につけることが大切。
一度手にしたらもう離せません